2012年03月17日(Sat)
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今日は、娘の卒園式でした。 私の頃は、田舎だったせいもあるでしょうが、小学校の隣に1年保育の幼稚園があるのみだったので、その前(年中)には同じ町立の保育園に通い、幼稚園に行ったそうです。 そうですというのは、私には全く記憶がないのです。ついでに言えば、入学式どころか、卒業式も記憶にありません。 それ以前の小学校の記憶はありますので、印象が薄かったのでしょう。
ともあれ、今日は娘の卒園式です。 私は体が弱い方で、特に冬になると風邪をひきまくり、必ず休むタイプだったのですが、娘は3年間皆勤で通っていました。 具合が悪く、病院に行って大丈夫だと診断され、それから登園したことも数回ありますが、ともかく登園日は全て全うしました。 自身の経験も踏まえ、とても誇らしく思っています。
登園ですが、今日だけは年長さんだけのために、登園のみ通園バスが運行されます。3年間慣れ親しんだバスです。 実は、幼稚園に駐車場がなく、近所にコインパーキングが少ない事もあり、晴れていれば娘にも自転車に乗って園に行ってもらおうと思いました。 ただ、本日は雨。天気予報も1週間前から雨を予報していましたので、最後だと言うこともあり、バスで登園してもらいました。娘は、楽しそうでした。
親と次女は、見送った後に車に乗り、園に向います。 園に近いコインパーキングは案の定満車でしたので、10分弱歩く穴場に入れ園に向います。
入園式以来、勝手のわかる園です。 道中、次女(年少)を連れて歩きながら、すでに感極まるお父さんです。 長女も同じぐらい(次女とは2歳半の差があります)の頃、ぴかぴかの制服を着て、手をつないで歩いた記憶があります(イカン、また思い出してきた・・・・) 園の門をくぐり、園内に入ります。
あまり広くない体育館の、保護席の後ろの方にあいている席に座り、式が始るのを待ちます。 上から見通せるギャラリーは、すでに鈴なりです。保護者席の最前列も、撮る気満々の方々が居ます。 こうなるであろう事は、事前に聞いていました。 ただ、卒園式の主役はもちろん園児であり、しゃかりきにわが子を撮る今の風習に疑問を感じていましたので、私は広角側のズームしか持って行きませんでした。 子供が行事を自然に行うことが第一であり、それを割ってまで撮影する必要はないからです。
式中は、あの「バカたれ」が立派に3年間を過し、巣立っていく成長した姿とそれに至る苦労を想像し、感極まりました。 園児一人一人に担任が一言を添えたのですが、長女は「3年間一度も休まずに」でした。私が聞いた限りでは、卒園児でこう言われたのは愛娘だけでした。 他の子のように「○○がかっこよかった」などのような一言も良かったのですが、1年間と言われた子は他のクラスも含めて数人居たのですが、3年間は長女だけでした。 私は気がつかなかったのですが、かみさん曰く「3年間」は、どよめきが起ったとのことでした。彼女とは、次女を挟んだ席に座っていたのですけれどね。
証書の授与が終り、在園児のお祝の歌と、卒園児の歌があって、式は無事終了しました。
しかし、行きすぎだと思うのは親たちの記録熱です。 わたしの座った席そうでもありませんでしたが、かみさんも座った席では、片手を精一杯に掲げ、ビデオカメラを回していた輩がいたそうで、よく見えなかったと憤慨してました。 卒園児の入退場時も、司会が「拍手で」と言ったのですが、手をたたいているのは半分程度で、音量も若干寂しいものでした。
私はデジタル一眼レフカメラで子供の写真を撮りますが、普段からあまり子供たちに目線を要求しません。行動している姿を取りたいからです。目線バッチリドアップなんて、不自然きわまりなく意味がないとさえ思います。 (でも、最後に園門で数枚の記録写真を撮りましたが(苦笑))
式の後は、各クラスに入り、担任と最後のお別れです。 もう一度担任から証書を受取り、歌を二曲歌っておしまいです。 長女は、もう一度しっかりと証書を受取り、30人の歌の中でも声がわかるぐらい大きい声でしっかり歌っていました。 その後、記念撮影をする時間を作り・・・・・
いや、子供たちはモデルではないので、その撮影会はどうなのでしょうか。 先生たちは、こういった時間を設けないと親たちに悪いと思っているのでしょうが。 熱狂する親たちをよそに、私は批判するような事を口にしました。 前に立っていた、右手に一眼レフ、左手にビデオカメラをもった父親に、2回振向かれました。子供の姿を積極的に取らない私を、親失格だと思ったのかもしれません。 私はもみくちゃになっていた次女の手を引き、廊下に出ました。狂乱からの脱出です。
まぁわが子の日の丸構図の写真や、手ぶれしまくりの動画なぞ好きなだけ撮ればよいと思います。一つだけ許せないのは、フラッシュを平気で焚くことです。 コンパクトカメラや一眼レフの内蔵フラッシュは、こういう場合焚いてもたいした意味をなしません。絶対的な光量が不足しています。 数人、外付のきちんとしたフラッシュを焚いていましたが、全て被写体に向けて撮影しています。 こういうのは、バウンス撮影(フラッシュを天井や壁に向けて投射して、反射光を用いて撮影する)かディフューザー(光を拡散させる板やキャップ)をかぶせて撮影するのが正しいとおもいます。 直接フラッシュを焚かれたら・・・・かなりまぶしいはずです。 いい機材を使うのであれば、使い方を勉強して欲しいものですね。 (正直、私のカメラが一番いい機材のようでしたが・・・)
ともあれ、長女は3年間皆勤という偉業を成し遂げ、幼稚園を卒園しました。 次は小学校だぞ。がんばれよ!! | | |